
パソコン作業中に停電すれば、入力途中の保存していないデータは消えてしまいます。停電しないまでも、瞬間的な電圧の低下や停電状態中(瞬電、瞬低)にデータの保存をかけると、データが飛んでしまうことがあります。雷が鳴り始めたら、思った以上にパソコンへの注意が必要になります。
停電時に慌てないためには、こまめにデータをセーブしておくのが基本ですが、停電対策機器を使う手もあります。代表的なものがUPS(無停電電源装置)です。UPSは、パソコンやサーバー向けの緊急時用バッテリーシステムです。UPSに接続された機器は、停電時にUPSを電源とする運転に切り替わります。連続運転時間は5~10分で、この間にデータの保存やパソコンのシャットダウン処理を実行する必要があります。
また、ほぼすべてのUPSに落雷などで発生する瞬間的な過電圧(サージ)による機器の通電(ショート)を防ぐ機能があります。
もともとUPSは、企業のオフィスやサーバールームなど、停電が大きな被害をもたらすコンピューターシステムで使われてきました。最近では常時接続環境の普及に伴い、APCジャパンやオムロンが、家庭やSOHO向けに小型で低価格な機器を販売しています。安いものでは1万円前後から購入できます。